2005年 02月 04日
囲い込むな、解き放て |
ブログを使ったニュースサイト運営は、今までと違った発想が必要になる。発想の転換が何よりも大事だと思う。
▼囲い込みを目指すな
ユーザーを囲い込もうとするスケベ心は、すぐに見透かされる。リンク、トラックバックは無制限に大歓迎、ほかのサイトにアクセスをどんどん分け与える気前のよさが必要だ。ネットの達人久米信行さん曰く、ネット上の情報発信の極意は「give and give and give and given」。情報は出して出して出す。見返りを期待せずに出す。そうすれば自ずと情報が集まってくるようになる。情報、アクセスが集まれば、ビジネスモデルはあとからついてくるものだ。「情報」を売ってきた業界の人間には、この発想の転換は非常に難しいかもしれない。目の前に崖があるのに、「その先に土地があると信じて飛べ」と言っているようなものだ。勇気を出して飛べるかどうか・・・。ほかのだれかが飛び越えたのを確認してからだと、あたらしい土地は先に飛び越えた人のものになっている。
▼「祭り」こそネットの醍醐味
誹謗中傷、名誉毀損はもちろん排除すべきだが、建設的な「祭り」こそネットの醍醐味。ニュースサイトを面白くする大事な要素だ。韓国の有力紙、朝鮮日報は読者に対しブログホスティングサービスを提供している。中には同紙に批判的なブログもあるが、同紙幹部は「批判的なブログこそキラーコンテンツ」と言う。
メディアスクラムならぬコメントスクラムを恐れる気持ちは分からないでもないが、批判の芽に早い時点でスピーディーに誠意を持って対応すれば「批判の嵐」には発展しない。それどころか、誠意が通じればかえってイメージアップになる。これは既に神奈川新聞が実証済み。問題発言を監視する自動巡回ソフトなどを使って、不毛な「祭り」を取り締まる仕組みを組み込んで、活発な議論を促進すべきだと思う。
神奈川新聞が突破口を開いてくれたおかげで、これから参加型のニュースサイトが次々と登場すると思う。ぜひ新しい発想で取り組んでもらいたい。断言してもいい。将来のジャーナリズムの主流の形は、参加型ジャーナリズムである、と。
追記:「祭り」の部分の記述を少し変更しました。建設的な「祭り」を生み出す工夫は必要だと思います。
▼囲い込みを目指すな
ユーザーを囲い込もうとするスケベ心は、すぐに見透かされる。リンク、トラックバックは無制限に大歓迎、ほかのサイトにアクセスをどんどん分け与える気前のよさが必要だ。ネットの達人久米信行さん曰く、ネット上の情報発信の極意は「give and give and give and given」。情報は出して出して出す。見返りを期待せずに出す。そうすれば自ずと情報が集まってくるようになる。情報、アクセスが集まれば、ビジネスモデルはあとからついてくるものだ。「情報」を売ってきた業界の人間には、この発想の転換は非常に難しいかもしれない。目の前に崖があるのに、「その先に土地があると信じて飛べ」と言っているようなものだ。勇気を出して飛べるかどうか・・・。ほかのだれかが飛び越えたのを確認してからだと、あたらしい土地は先に飛び越えた人のものになっている。
▼「祭り」こそネットの醍醐味
誹謗中傷、名誉毀損はもちろん排除すべきだが、建設的な「祭り」こそネットの醍醐味。ニュースサイトを面白くする大事な要素だ。韓国の有力紙、朝鮮日報は読者に対しブログホスティングサービスを提供している。中には同紙に批判的なブログもあるが、同紙幹部は「批判的なブログこそキラーコンテンツ」と言う。
メディアスクラムならぬコメントスクラムを恐れる気持ちは分からないでもないが、批判の芽に早い時点でスピーディーに誠意を持って対応すれば「批判の嵐」には発展しない。それどころか、誠意が通じればかえってイメージアップになる。これは既に神奈川新聞が実証済み。問題発言を監視する自動巡回ソフトなどを使って、不毛な「祭り」を取り締まる仕組みを組み込んで、活発な議論を促進すべきだと思う。
神奈川新聞が突破口を開いてくれたおかげで、これから参加型のニュースサイトが次々と登場すると思う。ぜひ新しい発想で取り組んでもらいたい。断言してもいい。将来のジャーナリズムの主流の形は、参加型ジャーナリズムである、と。
追記:「祭り」の部分の記述を少し変更しました。建設的な「祭り」を生み出す工夫は必要だと思います。
by tsuruaki_yukawa
| 2005-02-04 22:25
| マスコミのブログ採用例