2005年 10月 25日
三木谷氏=ペテン師とする見解への反発 |
忙しいのでとてもブログを更新できない状態が続いているが、どうしてもこれはだまってられない。なんなんだ、このところの楽天バッシングは!
ホリエモンの過激な発言に反発する人がいることは理解ができる。孫氏、ホリエモン、三木谷氏などのフロンティアを、ペテン師のように見る人がいることも理解できる。時代を切り開いていく人は、成功すれば先見の明があったともてはやされ、失敗すればペテン師だったと切り捨てられる。そういうものだということは十分に理解している。
それにしても、このところの楽天バッシングは行き過ぎではないだろうか。
ホリエモンは本当にそんなことを言ったのだろうか?株価と高成長を維持するために派手な買収を繰り返さなければならないのは事実だろう。しかし見せかけだけの買収なら、いずれ自分自身を苦しめる結果になる。それくらいのことはだれでも分かっているはずだ。少なくとも本人たちは勝算があると思って買収に臨んでいるはずだ。だからこそ「全資産を投げ打ってでも」前に進もうと考えているのだ。
時代の変わり目を読める人はそう多くない。60年前にトランジスターが発明されたとき、技術者たちは大変な衝撃を受けたが、ニューヨークタイムズは小さく取り扱っただけだったという。トランジスターの発明がコンピューターを進化させ、今日の情報化社会を産むということを、その時代にどれほど多くの人が予感できただろうか。
数年前にドコモがiModeを発表したときに、会見に集まった記者は数人だけだったという。その当時に、現在のケータイを中心とした社会を、経済をだれが予感できただろうか。ケータイにカメラが付く、着信音がメロディーになる、というビジネスプランを聞かされたとしても、ほとんどの人は笑い飛ばしていたことだろう。
「ネットと放送の融合」-。いろいろな誤解を呼ぶ嫌な言葉だが、この「融合」は多くの人が予感さえできないような新しいビジネスを産み、産業、経済、社会を変えていくことだと思う。
こういう主張を展開すると、「お前はマーケットを理解していない」と批判されると思う。そういう人たちに対し「あなたたちは技術動向を理解していない」とわたしは反論したい。
ホリエモンの過激な発言に反発する人がいることは理解ができる。孫氏、ホリエモン、三木谷氏などのフロンティアを、ペテン師のように見る人がいることも理解できる。時代を切り開いていく人は、成功すれば先見の明があったともてはやされ、失敗すればペテン師だったと切り捨てられる。そういうものだということは十分に理解している。
それにしても、このところの楽天バッシングは行き過ぎではないだろうか。
その意味では、三木谷会長兼社長の動機は、「うちの中身は実はカラッポ。株価は見せかけに過ぎない。今のうちに実態のあるものを取り込まないと将来やっていけない」とうそぶいてニッポン放送買収に突き進んだと言われるライブドアの堀江貴文社長のそれと、五十歩百歩と言ってよい。
ホリエモンは本当にそんなことを言ったのだろうか?株価と高成長を維持するために派手な買収を繰り返さなければならないのは事実だろう。しかし見せかけだけの買収なら、いずれ自分自身を苦しめる結果になる。それくらいのことはだれでも分かっているはずだ。少なくとも本人たちは勝算があると思って買収に臨んでいるはずだ。だからこそ「全資産を投げ打ってでも」前に進もうと考えているのだ。
時代の変わり目を読める人はそう多くない。60年前にトランジスターが発明されたとき、技術者たちは大変な衝撃を受けたが、ニューヨークタイムズは小さく取り扱っただけだったという。トランジスターの発明がコンピューターを進化させ、今日の情報化社会を産むということを、その時代にどれほど多くの人が予感できただろうか。
数年前にドコモがiModeを発表したときに、会見に集まった記者は数人だけだったという。その当時に、現在のケータイを中心とした社会を、経済をだれが予感できただろうか。ケータイにカメラが付く、着信音がメロディーになる、というビジネスプランを聞かされたとしても、ほとんどの人は笑い飛ばしていたことだろう。
「ネットと放送の融合」-。いろいろな誤解を呼ぶ嫌な言葉だが、この「融合」は多くの人が予感さえできないような新しいビジネスを産み、産業、経済、社会を変えていくことだと思う。
こういう主張を展開すると、「お前はマーケットを理解していない」と批判されると思う。そういう人たちに対し「あなたたちは技術動向を理解していない」とわたしは反論したい。
by tsuruaki_yukawa
| 2005-10-25 08:17