2004年 10月 06日
SNSの可能性 |
新聞のビジネスモデルの可能性の1つは新しいコミュニケーションツールを使ったコミュニティーモデルである、と何度か主張してきた。
そのコミュニケーションツールとしてはブログに加えソーシャル・ネットワーク(SNS)が有効かもしれないと思っている。SNSをうまく説明できないのだけれど、「健全な」出会い系サイトという感じだろうか。招待制なので、だれかに招待されなければ入れない。ブログと併用することで人となりも分かるので、友達の友達や、共通の興味を持つサークルを通じて、友達の輪を広げていく、というもの。
SNSが今後、社会のインフラになり、その上で物販なども行われるようになる、という予測もある。KNKの神田さんのブログから。
小林さんのブログ「Scrap Book Heartlogic」の「10万会員のSNSなら最低5億で売れるそうな」から
SNSの有名なところではGreeとかMixiとかあるが、わたしはIMJなどがやっている「フレンドマップ」が結構使えるのではないかと考えている。フレンドマップは、どの情報をだれに公開できるか限定でき、友人のカテゴリーを設定できる。たとえばわたしは「同じ会社の友達」「仕事関係の友達」「プライベートの友達」の3種類に分けている。企業秘密的な話は「同じ会社の友達」だけに公開する、といった使い方ができるわけだ。
で、ちょっとした思いつきなのですが、新聞関係者を中心に新しいビジネスモデルや技術動向などの情報を議論する場をSNS上で設けようかと思っています。このブログより、もう少し専門的な議論をするわけです。(話の内容が専門的過ぎて面白くないかもしれませんが、もちろん一般の方も大歓迎です)。SNSと言ったって、使ってみなければよく分からないでしょうから、この機会に試しに使ってみるということでも結構です。もし希望者が多ければ、SNSへの招待状をお送りして、実際に始めてみたいと思います。新聞関係者のみなさん、どうでしょう。メールでご意見をお寄せください。tsuruaki@nifty.com
そのコミュニケーションツールとしてはブログに加えソーシャル・ネットワーク(SNS)が有効かもしれないと思っている。SNSをうまく説明できないのだけれど、「健全な」出会い系サイトという感じだろうか。招待制なので、だれかに招待されなければ入れない。ブログと併用することで人となりも分かるので、友達の友達や、共通の興味を持つサークルを通じて、友達の輪を広げていく、というもの。
SNSが今後、社会のインフラになり、その上で物販なども行われるようになる、という予測もある。KNKの神田さんのブログから。
SPA!の中でも「日本のSNSは機能・インタフェースも含めて世界のSNSのトップレベルにある」とお話した。
その中でもSNSが流通業者とつながるサービスはインパクトがあるビジネスモデルかと思う。
たとえば、Mixiはクロネコヤマト、Greeは佐川というように、それぞれのID番号と現在の届けてもらいたい住所に届けてもらうようなシステムをSNSで運営する。SNSで自分が最初に自宅にいそうな時間や希望日を打ち込んでおけば、知人からの荷物や定期的な発送スケジュールにあわせて荷物が発送されるという仕組みだ。(中略)また、顧客の粘着性の高いSNSであれば、誕生日ギフトを送ったり、オークションなどと、リアルな物品の移動も考えられ、流通のサービス網が確立されれば、SNSのデータ使用量を企業が支払うというビジネスモデルも成立する見込みがあるだろう。SNSは、既存のインターネットメディアとしての広告よりも、より生活に近いところでも収益構造が考えられることだろう。(中略)さらに、今後は、blogに、IMやPtoPのIP電話の www.skype.com のダイレクトにつながるコミュニケーションツールや、メディアカテゴリー検索の www.a9.com などの「検索結果の共有」によるつながりなどが連動してくると、さらにネット上でのコミュニケーションが活発となり、20世紀の代表的な「受身(Push)」の娯楽産業から、積極的に情報を「引き出すPull」娯楽に進化することだろう。すでに、http://news.google.co.jp/で、ニュースの串刺しでいろんなニュースが串刺しされいるが、そこから知人のblogやいろんなところへリンクされ、あらゆる意味で新しい情報を再加工する動きがでてきそうだ。有名な評論家よりも、ネットでつなっがったよく知っている知人がエージェントになってもらったほうが、便利で役立つだろう。また、有名な人もN対Nのコミュニケーションではなく、従来メディアを介さない自分対Nのメディアがblogで成立していきはじめている。
小林さんのブログ「Scrap Book Heartlogic」の「10万会員のSNSなら最低5億で売れるそうな」から
磯崎哲也氏が「10年後には独立系SNSはなくなるだろう、10万会員のSNSなら最低5億で売れる」とかなんとか。1ユニークユーザー5000円ですか。育てようによっては、決して高くはないですね。どこかでGREEの田中氏も似たようなことを発言していたけど、ソーシャルネットワーキングはインターネットというものの上に載せる、コミュニケーションのための基本ソフトとなっていくと予想しています。なので、宅急便でもDVDレンタルでも旅行予約でも、ソフトのダウンロード販売でも食材配達でもはたまた証券取引でも、諸々の現在あるサービスを載せ、ソーシャルネットワーキングの中で情報が意味づけされることに対して対価を取る、というビジネスが可能になっていくと思います。
SNSの有名なところではGreeとかMixiとかあるが、わたしはIMJなどがやっている「フレンドマップ」が結構使えるのではないかと考えている。フレンドマップは、どの情報をだれに公開できるか限定でき、友人のカテゴリーを設定できる。たとえばわたしは「同じ会社の友達」「仕事関係の友達」「プライベートの友達」の3種類に分けている。企業秘密的な話は「同じ会社の友達」だけに公開する、といった使い方ができるわけだ。
で、ちょっとした思いつきなのですが、新聞関係者を中心に新しいビジネスモデルや技術動向などの情報を議論する場をSNS上で設けようかと思っています。このブログより、もう少し専門的な議論をするわけです。(話の内容が専門的過ぎて面白くないかもしれませんが、もちろん一般の方も大歓迎です)。SNSと言ったって、使ってみなければよく分からないでしょうから、この機会に試しに使ってみるということでも結構です。もし希望者が多ければ、SNSへの招待状をお送りして、実際に始めてみたいと思います。新聞関係者のみなさん、どうでしょう。メールでご意見をお寄せください。tsuruaki@nifty.com
by tsuruaki_yukawa
| 2004-10-06 10:08
| ビジネスモデル