2004年 12月 22日
マチともの語りが本に |
わたしのブログつながりの畏友、MAOさんが手掛けておられる「マチともの語り」というブログ文芸プロジェクトが元気だ。日本各地に眠る作家の才能をブログというツールを使って呼び起こそうというもの。MAOさんは「各地に出版文化を根付かせるのが目的。個々のブログ小説の書籍化が必ずしも最終ゴールではない」とおっしゃっていたが、やはりいい作品には書籍化の声がかかるもの。このほど九天社から福岡の五人のブロガー作家による福岡を舞台とした作品を集めた「マチともの語り作品集 Vol.1 福岡」の出版されることになった。クリスマスの直前に全国の書店に並ぶという。MAOさん、ご苦労さまでした。ブロガー作家のみなさん、おめでとうございました。
■マチともの語り作品集 Vol.1 福岡
▽此花咲夜姫:秋山尚美、古典劇能とりわけ「能」が大好き。自分でも能管の稽古に励みつつ、執筆活動を続ける、期待のストーリーテラー。
▽ダイビング☆ピンク:稗島有宇子、書店勤めを経て小説を書く日々。久留米の言葉を大切に夢を追いかける愛すべき「くるめもん」の世界を描く。
▽乱走センセー探偵簿:出雲省三、作品の乱走のように毎日が日曜日になることが夢。なれば書きまくり、読みまくり、走りまくり。ぼけるヒマなぞありゃせんわい。
▽中洲カレイドスコープ:日野光里、SOHOママは子育てとライター業で大忙し。ケータイゲームのシナリオからメルマガ講師まで幅広く活動する。
▽ひと夏だけの楽園:緋川小夏、旦那の転勤でやってきた福岡と九州が今ではすっかりお気に入りのハマっ子。新しい環境を肥やしに、作品の幅を広げる本格派。
企画編集:マチともの語り編集室@有限会社 眺
制作:株式会社ジャパン・デジタル・コンテンツ
発行:株式会社九天社
定価:1600円(四六版、352ページ)
by tsuruaki_yukawa
| 2004-12-22 08:02