津波のビデオ |
こうしたビデオを撮影したのは、当然のことながらその場に居合わせた一般市民。デジタルビデオカメラの普及に加え、ビデオをネットで簡単に公開できることや、それを流通するのに適したビットトレントのような技術が、草の根ビデオジャーナリズムを可能にしている。そしてこうした災害時には、草の根ジャーナリズムが本領を発揮。既存マスコミの仕事は、草の根ジャーナリズムを補完するだけになる。
たまたま現場に居合わせて写真やビデオを撮るのはジャーナリズムではないという意見がある。ジャーナリズムは継続しなければならないからだ、というのがその根拠。しかし個々人に継続性がなくても、ブロガーという集団が大きな事件、事故、災害のたびに一次情報を収集するという継続的な仕組みがあれば、それはジャーナリズムだとわたしは思うのだが・・・。