2005年 03月 05日
憤り |
どうしようもない憤りを感じている。
感情的になることがほとんどない自分だが、今は非常に大きな怒りを感じる。
ガ島通信さんが、所属する新聞社を辞めることになった。理由は聞いていない。聞いていないが、聞かなくても分かる。離職の決断のきっかけなど、どうでもいい。問題は、ガ島さんが新聞というものに対して絶望した、ということだ。
わたしの周りでも、多くの若い記者が絶望してやめていった。もともと離職率の高い業界だとは思うが、それでも最近は辞めていく若い記者が特に多くなっているように思う。
「辞めるやつは根性がない。そんなやつには辞めてもらって結構」-。ある中年の記者がそう言い放つのを聞いたことがある。しかし最近の若い記者の離職率の高さを「根性がない」という一言で本当に説明できるのだろうか。この業界の何かがおかしくなってきているのではないだろうか。何かが崩れ始めてきているのではないだろうか。
ほとんどのものは、記者という仕事に夢と希望を持って入ってくる。先日、入社が内定した若者と飲む機会があった。彼は本当にうれしそうだった。「4月になるのが待ち遠しいんです。できれば社会部に配属されたい。社会悪をあばいていきたい」・・・。
こうした純粋で、若い希望を、何が、だれが、踏みにじっているのだろうか。わたしは、こうした若者の気持ちを踏みにじる者を許せない。許すことができない。
だれが悪いのだろう。経営者層だろうか。ある者は、新聞業界に押し寄せている変化の波に気づいていない。ある者は気づいていても、なす術がない。数年後の定年退職で、自分は逃げ切れると考えている者もいる。
いや、もっと悪いのは中間管理職層だろう。本来なら先頭をきって社を、業界を変えていかなければならない層だからだ。
わたしは、その層に属している。そして手をこまねいている。
わたしは「ガ島」さんのことを、自分の弟分のように勝手に思っていた。業界の内側からの変革を目指す同志だと思っていた。その弟分、同志の夢や希望が、何らかの大きな力によって踏みにじられた。自分はその力から、弟分を守ってやれなかった。
ガ島さん、そして業界を去られた多くの若い記者諸君、本当に申し訳ありません。
感情的になることがほとんどない自分だが、今は非常に大きな怒りを感じる。
ガ島通信さんが、所属する新聞社を辞めることになった。理由は聞いていない。聞いていないが、聞かなくても分かる。離職の決断のきっかけなど、どうでもいい。問題は、ガ島さんが新聞というものに対して絶望した、ということだ。
わたしの周りでも、多くの若い記者が絶望してやめていった。もともと離職率の高い業界だとは思うが、それでも最近は辞めていく若い記者が特に多くなっているように思う。
「辞めるやつは根性がない。そんなやつには辞めてもらって結構」-。ある中年の記者がそう言い放つのを聞いたことがある。しかし最近の若い記者の離職率の高さを「根性がない」という一言で本当に説明できるのだろうか。この業界の何かがおかしくなってきているのではないだろうか。何かが崩れ始めてきているのではないだろうか。
ほとんどのものは、記者という仕事に夢と希望を持って入ってくる。先日、入社が内定した若者と飲む機会があった。彼は本当にうれしそうだった。「4月になるのが待ち遠しいんです。できれば社会部に配属されたい。社会悪をあばいていきたい」・・・。
こうした純粋で、若い希望を、何が、だれが、踏みにじっているのだろうか。わたしは、こうした若者の気持ちを踏みにじる者を許せない。許すことができない。
だれが悪いのだろう。経営者層だろうか。ある者は、新聞業界に押し寄せている変化の波に気づいていない。ある者は気づいていても、なす術がない。数年後の定年退職で、自分は逃げ切れると考えている者もいる。
いや、もっと悪いのは中間管理職層だろう。本来なら先頭をきって社を、業界を変えていかなければならない層だからだ。
わたしは、その層に属している。そして手をこまねいている。
わたしは「ガ島」さんのことを、自分の弟分のように勝手に思っていた。業界の内側からの変革を目指す同志だと思っていた。その弟分、同志の夢や希望が、何らかの大きな力によって踏みにじられた。自分はその力から、弟分を守ってやれなかった。
ガ島さん、そして業界を去られた多くの若い記者諸君、本当に申し訳ありません。
by tsuruaki_yukawa
| 2005-03-05 01:26