2005年 03月 24日
すごくないですか?このところの記者ブログ |
このブログで人畜無害なエントリーばかり書いているのは実名をさらしているから、という言い訳をしたばかりですが、ほかの記者ブロガーさんは実名ながら激しく主張を展開されておられます。
まずおなじみ団藤さんの「ブログ時評」。最新エントリーは「ブログの現状はそれほど素晴らしいか」。ネット上のブログの知のレベルに対して「私はこのレベルで満足してもらっては困ると思っている」「『もっと勉強しようよ』と言わざるを得ない」「キーワード検索が引き出してくれるリストは、その市民社会の知のレベルが現れているとも言える。はっきり言ってGoogleが返してくれる検索結果の質は、落ちている。言論は自由。だからこそ、ネットの書き手は考えねばならない。プロだと言っている人なら、もっと考えねばなるまい」・・・。すっすごいなあ。考えていることをはっきりと書いている。それでもブログは炎上しない。凄過ぎる。
ちなみにわたしは、知のレベルの高いブログを幾つも知っている。ブログの中にはもちろん玉も石もあるんだけれど、玉は本当に凄いと思う。どうして同じようにネットサーフィンしていて、団藤さんとわたしではこんなに受け止め方が違うのだろうか。
一方で、北海道新聞の高田記者の最新のエントリー「『マスコミを勧めない理由』に対して」。共同通信社編集委員の小池新さんのエントリーに対して、はげしく噛み付いておられます。
警察権力に立ち向かっていった真のジャーナリストはやっぱり違うなあ。またまた尊敬する人が一人増えました。
追記:団藤さんはこうも書いていることを発見。「現代の読者が持つ問題意識『知のピーク』は、新聞がかつて社会全体にふんわりと被せていた膜を随所で突き破っていると書いた。全体としての知の水準が新聞を超えているのではないが、個々人が関心を持つ特定の問題意識では、本当にあちこちで凌駕されている」。なるほど。
まずおなじみ団藤さんの「ブログ時評」。最新エントリーは「ブログの現状はそれほど素晴らしいか」。ネット上のブログの知のレベルに対して「私はこのレベルで満足してもらっては困ると思っている」「『もっと勉強しようよ』と言わざるを得ない」「キーワード検索が引き出してくれるリストは、その市民社会の知のレベルが現れているとも言える。はっきり言ってGoogleが返してくれる検索結果の質は、落ちている。言論は自由。だからこそ、ネットの書き手は考えねばならない。プロだと言っている人なら、もっと考えねばなるまい」・・・。すっすごいなあ。考えていることをはっきりと書いている。それでもブログは炎上しない。凄過ぎる。
ちなみにわたしは、知のレベルの高いブログを幾つも知っている。ブログの中にはもちろん玉も石もあるんだけれど、玉は本当に凄いと思う。どうして同じようにネットサーフィンしていて、団藤さんとわたしではこんなに受け止め方が違うのだろうか。
一方で、北海道新聞の高田記者の最新のエントリー「『マスコミを勧めない理由』に対して」。共同通信社編集委員の小池新さんのエントリーに対して、はげしく噛み付いておられます。
正直、失望しました。それも、ものすごく。地方紙を中心に全国のメディアに大きな影響を与える立場にある方が、こういう考えを今も現に抱いているのかと。(中略) 記者になる前から「ジャーナリズムはこうあるべきだ」などといった高い理念や理想を持っている、と小池さんは言います。いいじゃないですか。素晴らしいじゃないですか。「本当は公務員になりたかったけど、メディアも安定しているし、記者になりました」などという若者より、何倍も何倍も良いじゃないですか。
彼らと一緒に、どういう仕事をすることが大切なのか、日々考え、少しでも良いものを世に送り出すことです、大切なのは。若い記者や志望者は「キミね、この業界ではそんな考えは通用しないんだよ」などと言って遠ざける対象ではありません。自分を棚に上げて、単なる先輩風を吹かす対象でもありません。
若者はそれほど馬鹿ではありません。彼らに「マスコミに来るな」という前に、もっと我々がなすべきこと、考えるべきことは、それこそ山のようにあるのです。いま、この目の前に。
警察権力に立ち向かっていった真のジャーナリストはやっぱり違うなあ。またまた尊敬する人が一人増えました。
追記:団藤さんはこうも書いていることを発見。「現代の読者が持つ問題意識『知のピーク』は、新聞がかつて社会全体にふんわりと被せていた膜を随所で突き破っていると書いた。全体としての知の水準が新聞を超えているのではないが、個々人が関心を持つ特定の問題意識では、本当にあちこちで凌駕されている」。なるほど。
by tsuruaki_yukawa
| 2005-03-24 07:07