2005年 08月 30日
総選挙とlongtail |
ブログが選挙に影響を与えるのかという議論があちらこちらで起こっているのを、興味深くながめている。「ブログが選挙を変える」と興奮気味の人もいれば、「そんなことあるわけないでしょ」を冷ややかな意見の人もいる。結局のところ「ネットはマスメディアを超えるほとの影響を持つことはないが、なんらかの影響を選挙に与えるだろう」という感じのところで議論が落ち着こうとしているように感じる。
まあ当たり前と言えば当たり前の結論。マスにリーチできるメディアだからマスメディアなんであって、マスへのリーチ力で比較すればネットより上なのは当然。少なくとも現状ではね。将来はわかんないけど。
でもlongtailの理論でいうと、マスメディアが取りこぼしている部分の人たちにリーチできるということがネットの強み。8対2の法則でいうと、紙面や時間の制約が理由でマスメディアは8割の人たちを対象に情報を発信する。そこで2割の人たちの情報ニーズが取り残される。ところがネットはその2割にまでリーチできる。それこそがネットの強み。マスメディアとは強みが違うわけだから、マスへの影響力を比較しても意味がない。
で、大事なのはこの2割の人たちがどれだけ重要なのかということだと思う。つまり2割の人がキャスティングボートを握るほど、勢力が拮抗しているのかどうかだと思う。ここの部分は、専門分野でないのでよく分からない。もし拮抗しているのであれば、ネットの言論は大きな意味を持つ。YES!PROJECTのような活動で、普段は選挙に無関心な若者層が大量に投票に出向き、選挙の結果を左右するようなことになれば、今回の選挙を「ブログ選挙」と呼んでもいいのではないかと思う。
個人的には、小泉さんのパーフォーマンスによる「劇場型選挙」という表現のほうが「ブログ選挙」よりも今回の選挙をうまく形容しているようには思うのだけど。
まあ当たり前と言えば当たり前の結論。マスにリーチできるメディアだからマスメディアなんであって、マスへのリーチ力で比較すればネットより上なのは当然。少なくとも現状ではね。将来はわかんないけど。
でもlongtailの理論でいうと、マスメディアが取りこぼしている部分の人たちにリーチできるということがネットの強み。8対2の法則でいうと、紙面や時間の制約が理由でマスメディアは8割の人たちを対象に情報を発信する。そこで2割の人たちの情報ニーズが取り残される。ところがネットはその2割にまでリーチできる。それこそがネットの強み。マスメディアとは強みが違うわけだから、マスへの影響力を比較しても意味がない。
で、大事なのはこの2割の人たちがどれだけ重要なのかということだと思う。つまり2割の人がキャスティングボートを握るほど、勢力が拮抗しているのかどうかだと思う。ここの部分は、専門分野でないのでよく分からない。もし拮抗しているのであれば、ネットの言論は大きな意味を持つ。YES!PROJECTのような活動で、普段は選挙に無関心な若者層が大量に投票に出向き、選挙の結果を左右するようなことになれば、今回の選挙を「ブログ選挙」と呼んでもいいのではないかと思う。
個人的には、小泉さんのパーフォーマンスによる「劇場型選挙」という表現のほうが「ブログ選挙」よりも今回の選挙をうまく形容しているようには思うのだけど。
by tsuruaki_yukawa
| 2005-08-30 18:19