検索連動型広告の収益分配 |
大手ポータルなどはこれまでもグーグルと提携すればグーグルの検索窓を自社サイトに搭載できたが、このブログのような一般個人のサイトにでもグーグル検索窓を設けることができるようになったわけだ。
しかも、検索結果ページに掲載される広告(検索キーワードに関連性の高い広告、いわゆる検索連動型広告)をユーザーがクリックすれば、広告収入の1部がブログの運営者に支払われる仕組みだ。
これまでニュースサイトがこうした検索窓をサイト上に設けようとすれば何百万円と支払わなければならない時代もあったが、それが無料でできるようになった。しかも広告料金の一部まで入るという。
ウェブページ上の記事の内容をコンピューターが自動で判断して内容にふさわしい広告を表示する「コンテンツ連動型広告」というものもでてきたし、ニュースサイト運営の「儲かる仕組み」が次々と登場してきている。「バナー広告」といういかにも紙ベースの広告の発想から抜け出せていない広告形態から、ネットの特性を生かした広告形態が増えてきていることはうれしい限りだ。
とはいうものの、この程度の広告の仕組みだけでニュースサイトが「左うちわ」になるわけはない。「検索連動型広告」「コンテンツ連動型広告」でグーグルに対抗できる企業が数多く登場し競争することで、ニュースサイトなどのコンテンツ提供者の取り分を増やしてもらいたいものだ。