参考事例「月刊!木村剛」 |
プロとアマの融合の形として参考になるかも知れない。
以下、木村氏のインタビュー記事から抜粋。
―今後、「週刊!木村剛」をどのように成長させたいと考えていますか?
木村:私としては「BLOG of the Week」を大切にしていきたいと考えています。ブログを書かれるひとたちは、根本的に誰かに何かを伝えていきたいと思っているわけですよね。しかし、現実的に影響力をもつには、それなりの努力が必要なのです。私にも下積みの期間が長くありましたし、ゴーストライターの時期もありました。だから「BLOG of the Week」では、いいエントリーを書く実力のあるブロガーを「スター誕生」とか「ASAYAN」みたいな感じで取り上げていきたいと思っています。
―一般の優秀なブロガーをメディアという表舞台に上げる発想のように思えますが。
木村:まさにそうです。ネットの世界だけで完結してしまうのではなく、リアルワールドとの接点が大切だと思うのです。
―そのような発想が、この度発行された雑誌『月刊!木村剛』につながっていったのでしょうか。
木村:はい。これはまさにブログから生まれた雑誌ですね。創刊号は準備段階という意味あいが強いですが、今後はブロガー同士の対談をやったり、ブロガーのコーナーを設けてもいいと思っています。『月刊!木村剛』は、ブロガーが世の中に出て行くためのチャンスの場所にしたい。つまり、出版というメディアも含めたリアルワールドを意識してブログを続けてもらいたいと思っているのです。そうすることで、よい良い記事を書けるようになると思うんです。
―最後に、「週刊!木村剛」の読者やファンに対して一言をお願いします。
木村:書籍やテレビの場合は、どうしても“先生と生徒”という関係になってしまいますが、ブログなら“人と人”という対等のコミュニケーションが生まれます。これまでは、仕事が終わって同僚と飲みに行く、というのが個人が経験できるコミュニケーションの限界でしたが、ブログによってそれが変わりつつあると感じます。しかし、ブログで生まれた新たなコミュニケーションを、ネット上だけで終わらせてしまっては、本当の影響力は持ち得ません。リアルワールドを意識して、どんどんとブログを活用してもらいたいと思います。そして、みんなでポジティブコミュニケーションを楽しみましょう!